2018年7月31日火曜日

作りたいものがたくさんある 平日大工

構想している。ずっと以前から考え続け、アイデアも練り直し、何度も製造工程をシュミレーションしている。しかし、完成にこぎつけないでいる。

理由はわかっている。考えすぎている。

手っ取り早く、できることから始めたらいいのだが、最初の一歩がなかなかでない。

勢いをつけて始めると今までためらっていたことが嘘のようにスムーズに運んだりする。もちろん壁に当たる。また考える。解決策を見つけるまで停滞する。

こんな繰り返しだ。


冷蔵庫上の隙間収納(天袋)を作ることと、ベッド下収納の完成品を塗装することだ。

まだある。

本棚下収納のレイアウト改造と、玄関収納の改造、キッチン引き出しの中の整理と改造だ。

まだまだある。

どちらも設計からまだだが、ミシンテーブル、収納の製作、ダイニングテーブルの製作。

食器洗浄機のクリーニングとオーバーホールもやらないといけない。

あぁぁぁぁぁぁ、忙しいぃいぃぃぃぃ。とにかくやることが山積みで、忙しいのだ。

医者は忙しいことをアピールするため患者を待たせるが、俺は毎日休暇を使って作業しているのだ。

書かないが、さまざまな設計をはじめ、構想の段階のものまで含めるとしばらく先まで予約が取れない人気レストラン並みだ。


ブログを書くような時間もどうかと考えたりもするが、このブログは今のところ日常の確認のために続けている。必要な生活上の工程の一部になりつつある。

忙しいからと、作業の手を緩めるわけにも行かない。それはすなわち俺自身に返ってくるからだ。

時々世間では、忙しい人が忙しいそぶりを出さないことが美徳だとか、そんな風に見えないような態度が人の心をつかんで離さないとか、忙しいのに落ち着いた余裕の態度でいることがすばらしいかのように言われるが、俺はそんなすばらしい領域には到達していない。

嫌いな人もいるし、嫌われているだろうと思うこともあるし、嫌なことを言うときもあるし、嫌なことを言われることもある。

ええ年したおっさんだが、未熟なのだ。










2018年7月29日日曜日

ミシンのメカトロニクス mechatronics

チェーンステッチミシン

縫い目自体は普通のミシンで縫う縫い目と表目は同じだが、裏側が「チェーン状」になっている。

二重環縫いとも言う。コツが必要だが、切った糸を一本引き抜くと連鎖的に解ける。

主にジーンズ(デニムパンツ)なんかに使われているのだが、モルタルの袋などがこのチェーンステッチで閉じられていて、袋を開けるのに糸の端一本を引き抜き一発で開封していたので体で覚えていた。

今、新型ミシンや高級価格帯の家庭用ミシンにはないステッチだが、40年前くらいの家庭用ミシンにはチェーンステッチが縫えるミシンが普通にあった。今のミシンにはない。

針板も直線の基線を選ぶと連動して針穴がジグザグの横型から小さな丸穴に切り替わる。こんなのもあった。連動だからメカ二クスの考え方だ。

今の最高級ミシンなら、HZL-EX7なんかに搭載されているが、あくまで手動切り替えであって、連動した自動変換ではない。ジャノメは針板自体をワンタッチボタンで起こして取り替えるタイプの直線用針板が用意されている。完全アナログだ。

体験利用の範疇で感じたところでは、押さえ圧や高さ調整ができたり、自動で上げ下げできたりすることでそれまでになかった作業効率や繊細な作業を可能にした機能が備わっていたりする。この辺の技術革新はすごいと感じた。いわゆる「メカトロニクス」である。

ミシンの構造自体は上糸と下糸で縫うということであって、現在の最新家庭用機種でも同じだ。大きくは変わっていない。

時代の要請があってか、装備される機能は様変わりする。しかし、機械工学を元に開発されたミシンが、今は情報、電子、電気の工学が融合しているわけで、これらを駆使した最新機能が探求されるのだろう。

機械工学としてのミシン自体は3大メーカーは一定の領域に到達しているように見えて、実はメーカーそれぞれの独自力がある。

ジャノメはそういう意味で自社でダイカスト製造できるという点において、注目している。







2018年7月28日土曜日

暮らしのヒント



暮らしの中で困ったことがあっても、ついつい答えなんて簡単に見つかると思ってしまう。簡単なんて思わなくても、「手軽に」と言い換えてもいい。

ネット検索すると、キーワードさえ入力すれば相当の情報があり、さも自分で見つけたかのような錯覚に陥る。

いい意味で、検索した方法から派生したアイデアで自分のオリジナリティーを発揮したらいいのだ。少しだけ問題があるとすると、正しい答えを探してみて自分なりの苦労や苦心、問題を乗り越えるところに見つけ出す答えの値打ちが高まるんじゃないかと考える。

生老病死という四苦に向かって生きているわけだから逃れることはできないのだが、逃れられるものなら逃れたいと思うのが人情だ。

金があればもっと欲しい、少しでも出世したい、名誉が欲しい、女だ、男だと、仏教用語で五欲と言うらしい。

欲があるから暮らしが面白いし、豊かになるんじゃないの?
付け加えると、欲があると悲しいことやつらいことも訪れるのだろう。


たぶん、あらゆる欲求を解決したひとは向こう岸に行けるのだろう。あるいはあっちに行けば解決するのかもしれない。

私の「困った」の大方は遊びだ。

まだまだ遊び足りない。




2018年7月27日金曜日

恥を忘れた人

毎日出勤するのでもなく、会社勤めではないので髭剃りしない。

面倒だ。

一週間は剃ることはない。さすがに2週間剃らないと、なにかしら気分が乗らないので剃ることにした。髭を伸ばす、といっても無精髭程度だ。ZZ Top見たいなのではない。もっとかわいいものだ。

不精髭だと、歩いていてもチラシ・ビラは渡されることも少なく、ティッシュ配りも渡してもらえず気楽だ。あれは、手を伸ばして受け取る仕草が無駄で、歩いていてあれほど迷惑なこともない。

ティッシュくらい持ち合わせはいつもあるし、なければ金を出して買う。だいたいタダでもらうようなものにろくなものはない。

そう、先日知人からタダで扇風機をもらった。故障していた。
①根元が折れていた。
②DCジャックが差し込み口から割れていた。

動かない、壊れていたので「タダ」だった。

ここからは関係者に対して悪口を書く。批判を大いに含んだ内容なので、気を悪くする人にたいしては責任は持てないので飛ばしてくれ。

2010年製のgreen fan バルミューダというメーカー。製造は大陸。会社・プロデュースは日本。ややこしいが日本製とクレジット。

故障箇所を特定診断した。

①根元は構造設計に問題があると思う。

そもそも、もらい物なのでケチをつける筋合いではない。すばらしいことに、デザインがいい。これに尽きる。

たぶんヒット商品だったのだろうと思う。デザインで売れると知っている確信犯だ。

斬新なデザイン。これで好感度60%。他のどうしようもないデザインの優秀メーカーを圧倒する。優秀メーカーはなぜこんなデザインが実現しないのだろうか。

分解したところ、軸の設計に疑問があった。軸は2箇所に連結部分がある。これが曲者だ。今回プラリペアで修復したが、連結部分のネジの土台あたりに脆弱性が見える。製品テスト、耐久性テストしたのかという批判めいた書き込みを見たかも知れない。よほど販売を急いだのかと邪推した。

関係者は一生懸命働いていると思う。ものづくりの大変な現場を担っている人々に正直頭が上がらない気持ちでいっぱいだ。

サービス残業当たり前な会社や家族の心配事で早くに切り上げて帰りたいのに、誰にも相談できずにしんどいことも沢山ある毎日だと思う。

私は30年以前の日本製のミシンを知っている。

あのころ製造、設計にかかわったエンジニアの先輩と、2010年の扇風機設計に携わった方とは製品だけでなく与えられた環境・会社は違うし、社会情勢も違う。だから簡単な比較はできない。しかし、だからあえて書く。

大陸人にいい加減な物づくりを押し付けた人、みっともないぞ。恥を知れ。

(ちなみに、名誉のために断っておくが新型はきっと改良されているだろうと信じて間違いではないと思う)




2018年7月24日火曜日

ペット Pet

私は犬猫大好きだ。

いわゆるペットとしての人との関わりは大変歴史があるし、家族同然の関わりであると思う。個人的には飼ってはいないが、広いおおらかな気持ちでいつも犬猫に接している。

どのくらい好きかと問われると、「ワンちゃん、ネコちゃん」などとちゃん付けして呼ぶことは絶対にない。ペットとの関係はあくまで人間が主である。だからちゃん付けなど一切しない。

しかし個人的には大変好きである。なでなでしたり、地面に転がりながら犬やネコとじゃれあうことなどいつでもどこでもできると思うくらいだ。

飼い主やペットは人によっては、動物嫌いとか、アレルギーがあるなどで拒否されることも当然あるだろう。しかし、私はそんなことはないが、飼い主にはアレルギー反応が起こるときがある。

それはマナーの悪い飼い主だ。

こいつは社会のごみといっても差し支えないだろう。散歩途中、糞の始末をせずに知らぬ顔でとおりすぎるやつや始末をしているふりをするやつ、人の家の付近かまわず糞をさせて散歩するやつなどだ。

もっとある。狂犬病の予防注射と登録届けしていないやつ。

動物を飼うからには相当の責任があること、果たさなければならないことを覚悟して飼うことだ。

つまりは、人々が豊かな社会で暮らすこと、高度な文化文明で生きてゆくこと、それらを振興することも大切なことだ。だからペットを飼うことや愛玩することが豊かな暮らしを社会で実現しようということなのだ。

社会主義国でとりわけ貧しいといわれている国などペットを飼う習慣どころか、食料源になっているのとはわけが違う。いかに暮らし豊かに健やかに過ごすことをその地域社会が実現できるか、大金を支払えばなんでも手に入れることができるという安易な資本主義経済とは違う、心のゆとりとよりどころなのだ。

ペットを飼い、より良い暮らしを実現できている先進国の名を見るだけで社会水準の何たるかがわかるはずだ。

人はいかにペットと共生する社会を作り上げるか、どのようにペットと暮らす社会であるかは個人飼い主の振る舞い一つにかかわっていることを肝に命じて欲しいものだ。

もう30年前、中国内陸部を旅行しているとき、飼っているサルにしょうもない芸をさせ、見物した通行人に5毛を寄こせとすごんでいたチンピラがいた。

日本人のペット愛好家と中国サルチンピラとはまったく別物だと思いたい。

2018年7月23日月曜日

ショートブリムハット Short Brim Hat

三個目が完成した。

一個目は自分サイズに調整したつもりが大きすぎて、しかも裏地も表地と同じ厚手の生地を使ったことで夏に使う帽子としてはやや暑い。秋冬用だ。

やはり生地は厚みが大事だなどと思いつつ、形にはなったが満足いくできばえではなかった。まあ、一発目で完成させるところが俺らしい。誰かがほめてくれるわけでもないので自画自賛だ。

2個目を作った。
今度は夏用を意識したデザインにした。
ベンチもオリジナルデザインだ。裏地はメッシュを使った。通気性抜群だ。
が、しかしサイズがやや小さかった。前回大きすぎたので小さめで作ったつもりが小さすぎた。小さいサイズを大きく作り直すのはさらに難しいので、こいつは使えない。

とても微妙なものだとつくづく感じた。

3個目を完成させた。
1個目のサイズ、2個目のサイズを反省しながら作ったので今度は完璧といえるものができた。デザインも良いだろう。着なくなったデニムパンツの生地を使った。ステッチは白にして夏を装う。しかし、内側に縫い付けたオリジナルのタグの位置が正反対だった。

帽子としては機能するし、問題はないのだがあるはずのところにマークなく、しかも反対についている。誰が反対の位置かどうか決めたわけではないが、普通、後頭部にタグがついているだろう。額にタグがあるので、かぶったときに落ち着かない。内側の問題なので外見は関係ないといえばそれまでだが。

しばらくしたら忘れてしまうからいいのだが・・・やむを得ず、この夏はこの帽子で徘徊する。

しかし、3個目となるとデザイン、サイズ、追い込んできた感がある。後は前後の取り付けを間違えないようにすれば、次はさらに上達するだろう。


2018年7月22日日曜日

待ち合わせの約束

珍しく人と待ち合わせの約束をしていたが、約束の時間になっても一向に現れない。

約束を間違えたか、場所を間違えたか、事故にあったのかと心配した。

15分も約束の時間を過ぎるといろんなことがよぎる。たった15分だ。

やつも俺も時間に厳しい日本人なので、経過した15分がおかしくなりだす時間だ。いや、5分でもどうかと思う。

付近を捜索しよう。もしかして場所が少し違うのかもしれない。

と、歩き出すとすぐそこにやつはいた。はぁ?

お互い待ち合わせに指定していた建物の反対側で待っていた。

俺の姿を見た相手は顔を真っ赤にして、「遅れるなら連絡しろよ!(怒)」

かやろお、それはこっちのセリフだ。すまんが俺は約束の時間15分前に到着していたぞ。

・・・・という顛末だった。

大体、15分くらいなんだ。あほらしい。
急病人や死人が出たわけでもない。

時間に厳しい日本人をやり続けるのはしんどいと、このときつくづく思った。日本人をやめられたらいいのだが、かといって他の国の人間には到底なれない。

仕事の時間、電車の時間、宅配の配達時間、いろんな予約時間、きちんとしていることは世界的に見て優れているし、ビジネスにおいても商売においても、約束の時間を守ることは何より信用があるわけで自慢していいだろうが、一方で世界的には闇に笑われているということも忘れてはいけない。

仕事の精度を上げることと約束をまもり納期に間に合わすことは大切なことだとわかりきっているが、大事なことを忘れたような、なにかわからないが、時間だけを守ることが第一義になってしまい、他の守るべきこと、すべきこと、時間とは別に、ももっと大事なものを忘れているんじゃないかと、そんなことを考えていた。

エンデのモモを思い出した。意外と言うべきか、発行部数はドイツに次いで、日本が多いらしい。






2018年7月21日土曜日

ブラザー ル・ミュー BROTHER LeMIEUX7000 テストモード

先日、ブラザーLeMIEUX7000を安くで落札して、整備した。

文字模様縫いのできる1989年製バブル期の最高傑作だ。

上糸の糸調子がマニュアルダイヤルでも言うことを聞かず、布を換え、糸を換え、針を換えしてみたができなかった調整が、テストモード「05」で1発調節できた。

このテストモードはマニュアルには「04」しか掲載されていないが実は、「16」くらいまであるようだ。ブラザーはこのテストモードについては触れていないところを見ると専門家の修理調整する領域なのだろう。

素人の俺が踏み込んではいけない世界とわかりつつ、ちょっといじくったら驚くほど糸調子の加減が回復した。

コンピューターミシンはこのような調整方法があるのだと垣間見た感じだ。エレクトロ二クスの世界だ。

いわゆる、メカトロニクスは造語で、「メカ」と「エレクトロ」を合体させたそうだ。

今までメカ二クスの世界で没頭していたが、やはりコンピューターミシンは基盤やメモリーなど半導体の集合体が詰まっている。

ミシンの修理調整に「メーカー送り」となるのはこんな理由もあるのかもしれない。

しかし、バブル期のミシンだから正式に修理となると3万くらいは覚悟しないといけない感じだし、普通の人なら買い替えるという選択肢が見えてくるだろう。

しかし、当時の定価で25万はする高級機だから、今同じようなクラスのモデルを選ぶとなると同等額かそれ以上となるので現実的にはおいそれとは買い換えることはない。

少しずつ世の中の暮らしや選択肢が豊かになり、30年前の価値観とは違った機能や品質の品物があふれ返り、安くでもいいもの、高くてももっと違う機能のある製品などがある。

さらに、とことん古くて見向きもされないような何十年も前の脚踏みミシンなども希少だが市場性があり、「多様性」と言う言葉に深みが増している。

脚踏みミシンの時代はボディーが鋳物鉄でできており、錆びない。錆びても広がらない。絶対ではないが、耐久性は今の最新ミシンよりも優れていると思う。

最新のミシンから、現存するミシンにいたる機能性や使われた時代背景などを考えるとミシンだけでなく、世間の暮らしが変化する様やムードは拡大することはあっても後戻りすることは早々ないだろうから未来が楽しいのだ。

2018年7月20日金曜日

冷蔵庫の話

今、冷蔵庫のことを思い出した。

私は、過去に何台かの冷蔵庫を買った。購入した経緯や覚えている限りの冷蔵庫について考えてみた。

自分用の冷蔵庫を使うようになったのは、一人暮らしを始めた20歳のころだ。

当時、冷蔵庫つきのワンルームマンションだった。ドアが一枚だけの小さい冷蔵庫だった。

それから広い部屋に移り、冷蔵庫も2ドアタイプを買った。しばらくして再び引越ししたので、その冷蔵庫は知人に譲った。

さらに広い家に移り、今度は3ドアになった。野菜室と冷凍庫が増えたわけだ。

使い続けて17年ほどになった。

あるときコンプレッサーが時折おかしな音を立てたような気がした。

壊れたかと思ったがしばらくしたら鳴り止んだし、その後も冷蔵庫としての機能異常は見当たらなかった。

しかし、17年経過してこれから壊れないとも限らないし、空調機や洗濯機、調理家電など大型電化製品が同時多発的に壊れたら一時に出費が重なることなどを想定して、この機会に冷蔵庫を新調した。

ま、いずれも故障したわけでもなく、引越しや買い替えのタイミングで今かなと思い、新しい冷蔵庫を迎え入れた。

先代のやつは17年使っても問題らしいことはなく、壊れなかった。

電化製品は10年くらいは壊れないと思うし、今使っている空調機の古いほうは20年が経過した。引越しのたびにクーラーの取り外し、取り付けを業者の方にお願いするが、業者の方からは、「このクーラー古いですが冷やす力は今の製品よりも強いですよ。長持ちしますよ」と言われた。三菱霧が峰シリーズだ。

ちなみに、冷蔵庫はパナソニックで満足している。電気代は新しい冷蔵庫に交換してから安くなったと感じる。やはり、節電設計になっているのだろう。






2018年7月18日水曜日

鶏の肝煮 覚書

世間では「おっさん」が顰蹙を振りまいている。

「顰蹙」と変換されたので読めないと思う。「ひんしゅく」と読むらしい。

おっさんの言動による実害報告のニュースには人事では済まされない。しかし、おっさんにもいろいろいるのでイコールと思われるのも残念だ。立派なおっさんになれるように日々精進しているつもりだ。

だいたい、おっさんは世間に迷惑を振りまく存在であるという事実は変えようがない。だったら、きちんと生息しているおっさんを自認するようになればいいと思っている。


久しぶりに、鶏の肝煮を作った。

いつも、調味料の比率を適当にすると、仕上がりが辛くなったり、甘くなったりしてうまくできなかった。

今回、黄金比を見つけたので、記しておく。

材料
鶏の肝 600g
土しょうが たくさん
山椒 好み

煮汁
酒 180cc
醤油 135cc
みりん 120cc
砂糖  40g前後

①肝を切らずに冷水でもみ洗い、沸騰した湯で軽く霜降り、冷水で冷ます。
②千切りにした生姜を入れた煮汁を沸騰させ、アルコール分を煮きる。
②に①を入れてふたをせず中火くらいで煮る。煮汁が煮詰まったころ味を見て火を止める。良いころあいは自分の責任で完成させる。

好みで山椒をかける。

暑い夏の夜、料理の並んだテーブルの脇に一皿あると心地よいひとときが過ごせる。

良い日本酒に合うだろう。


このとおりに作ったからといって、うまくできるという保証はない。だいたいのポイントは書いたつもりだが何事にもコツがある。いちいち書かない。

問題はスケールを変えたからといってうまくできるものではないし、では食べきれない量を作ったときにどう対処するかというアイデア次第で力量がわかる。料理上手なご婦人(ご主人)はこのあたりの心得がすばらしい。

「黄金比率」でだいたいはうまくできるのだが。



2018年7月17日火曜日

家庭用ミシンのナツメ球 panasonic LED装飾電球

LEDランプが発売されているので試しに買ってみた。

ヨドバシカメラで税込み321円だった。

もともとついていたやつが寿命だったわけではないのだが、縫い物をしていると熱を帯びて顔や手元の周囲が暑くなり、うっとおしい。LEDだと超寿命で放熱も少ないだろうと考えた。

いろんな種類、メーカーのものがあるようだが、選んだのはpanasonic製。
もともとついていたやつは交換したことがなく、これも長寿命であるといえるが、panasonicは定格寿命が約40000時間とある。省エネで0.7Wだ。(白熱球5W比とある)

純正の球は12Wであり、単純に0.7で割っても17分の一だ。

電球色相当とあるが、何がどうなのかは良くわからない。
(後ほど比較の写真を掲載しようと思う)

実は、100円ショップにも同等のサイズの球が売られていた。そちらを選んでも良かったかもしれないが、5年保証があり、天下のパナ製だから総合的な信用の面からもパナにした。




2018年7月16日月曜日

本日大掃除

今日は一念発起して家の大掃除をする。

狭い居室だが物があふれ返り埃がたまっている。久しぶりに拭き掃除をする。

2018年7月15日日曜日

夏の事故

これから夏本番になり、水辺の事故が増える季節だ。

だれも気づいていないだろうが普段、私は静かに交通安全を主張している。季節柄、アウトドアや旅行などイベントがあることで景気も活気付くのだが、比例してさまざまな危険が増える。(はずだ)

地震や天災などの自然災害もさることながら、レジャーでの人身事故に人事ではない。

先日、自動車を発進させるときに安全確認を怠ったゆえの悲劇があった。自分の子供をひき殺したという内容だった。こういった事故は日常的に起こりえるわけだが、季節柄の事故もニュースで聞くと同様に底のない深い悲しい出来事に映る。

親は自分がひき殺した子供のことを成仏するよう祈り続けるのだろうか。残りの生涯に、ひと時も忘れることなく。

私は、普段から自宅近辺を散歩すると自動車が一時停止の標識があるところで一時停止無視をする場面をいつも見かける。現行犯逮捕してもいいくらいだが、やり過ごしている。

あの運転している人物は身近な家族が交通事故被害を受けたことがないだろうし、ましてや自分の子供をひき殺したこともないだろう。たかが、一時停止くらい無視しても大事故にはならないだろうからどうでもいいや。まさか出会い頭に子供が飛び出すことはないだろう。・・・・と考えているのだろう。100万回、事故がなくても100万1回目に事故があるかもしれないとは考えない。

死亡事故は毎年減っているとはいえ、自動車は基幹産業だから、受益者が多いため関連会社に責任は及ばないし、無責任に見えるが誰も咎めない。交通違反を取り締まったりして交通安全を啓蒙する警察活動に頼っている。

2018年7月13日金曜日

magniflex-FX  ~マニフレックスのダニ~

マニフレックスFXを使っているのだが、最近ダニが繁殖しているのか、寝ているとかゆい。

かれこれ5年ほど使っているが、買ったはいいが、メンテナンスについては深く考えていなかった。

そもそもマットレスは丸洗いができない。できるのは専門業者だけだろう。

「マニフレックス ダニ」とか、「マニフレックス 手入れ」で検索するといろんな問題があるようだ。

普段は、時々立てかけて風通しよくした部屋で乾燥させたり、定期的に表裏、上下を交換することと、除湿シートを敷いている。

この程度ではさすがにダニが喜ぶワンダーランドに仕上がったわけだ。

「ダニ退治」で検索すると、どうやら方法があるようだ。

①天日干しはやめとけ。労力の割りに効果が乏しい。
②掃除機を満遍なくかける。
③とっておきは「スチームアイロン」だという。

他にも方法はなくもないが、探してみた感じではこんなもんかと。

今日、早速②、③を試す。








2018年7月12日木曜日

NHK集金人が来た

昨日、インタホンがなるので見た。

モニターに30代くらいの男。NHKという。

我が家にはTVがない。なぜNHKがくるのか?

男は言う。「テレビを置いているとNHKと契約しなければいけません」

俺は、テレビはないと伝えた。

男は食い下がる。「携帯のワンセグ機能があれば、同じなんですよ。契約が必要になります。お持ちですか?」

俺は、テレビもないし、携帯電話も持っていない。テレビを見たいとも思わないし、NHKなども見ることはない。契約したければ俺にテレビを献上しろと追い返した。

我が家の周辺、知る限りにおいてNHKと契約したなど聞いたことがない。近隣の玄関にNHKシールが貼っている家を見たこともない。

確認したが、半径1000メートルの間において一軒たりとも貼っていない。(見落としたのかもしれないが)

NHKと契約する人などいないと思うのだが、集金人がうろついているところを見ると、付近に契約者がいるのか?

まず、テレビは金輪際見ない。必要ない。買わない。あげるといわれても要らない。電気を浪費するだけ損だ。

NHKは公共放送で偏りがないといいつつ、公共でもないし、偏りまくりだ。ましな番組一つでも作ってみろ。

テレビのすべてを否定するわけではないが、テレビの波及する影響は人間の弱みに付け込む何か深層心理の奥深くに麻薬のような、やめられない習慣や悪い腫瘍が時限爆弾のように仕掛けられているように思う。

テレビを見るのは自由だが、知らぬ間におかしな精神世界に陥る。



2018年7月11日水曜日

食べ物屋の評価、共感について

家の近所の商店街は行列のできている店もあれば、シャッターが降りきったままの店もあり、飲食店なんかは新陳代謝が激しく1年と続かない店も良く目にする。

新しくできた店も一年と持たないだろうと思っていると案の定、半年位で閉店していた、なんてよくある。特に飲食店は難しいのだ。

そんな競争激しいところでも10年以上続いている良店もある。際立つよい特徴があって、
お客さんが飽きないし、がっかりさせない努力がある。運もあるんじゃないかと思うが。ずるい商売をしていないという点で共通しているように思う。

食べログやミシュランなんかの情報で下調べした店が、評判どおりではないことはあるが、そんな情報は人の評判なので基本的に私の信用度は低い。

行列のできる店が良いかと言うと、それもどうかと思うし、飲食店の良し悪しは利用してみないことにはわからない。

自分は良いと思っても連れがよくないと感じることだってあるのだから、評価するのは難しいし、それを共有することはもっと難しい。

いかに情報を共有したり共感することが大変なのかを考えさせられる。

人と同じこと、同じであることに評価が集まり、共感したりできることに注目される傾向はしばらく続くだろうから、人と違うことを発表することがどれだけ難しいかを思い知らされる。






2018年7月10日火曜日

ファスナーの値段

プロフィールとタイトルを変更した。

プロフィール名はセイサクショカンパニーとしているが、会社組織ではない。拡大解釈すると個人商店だ。

商店といったが、営利商売をしているわけではなく、一人遊びといったほうが的を得ている。

今年3月ごろから続けているが、しばらく続けると思う。退屈しのぎで見てもらえばありがたいが、何を書いているのかさっぱり意味がわからないことのほうが多いかもしれない。

自分でもそう思うので人はもっとそう感じているに違いない。著述家でも小説家でも文筆活動家でもないので秀でた文章や視点を持っているなどはない。残念なぼやきと思う。

平凡で幸せな毎日をだらだらと送っている日常の少しを発表しているのだ。

不幸な、非凡な話はニュースになるが、このブログではそんな話には縁がない。(と思う)箸休めにしてくれ。



昨日、散歩途中に手芸店に立ち寄った。
以前から気になっていた店があった。ファスナーが安い。不ぞろいだが、籠にまとめて突っ込んであり、一本30円(税込み)という札が置いてある。

10本買った。8本でも良かったが、240円で、店主が200円でいいよ、といいそうな人柄なのであえて10本にした。細々と営業している様子が見て取れ、儲かっていないだろうけれど、いつも感じのいい態度で接してくれる。感謝。

物には値段があるが、国や場所が違うと価格なんてないのがわかる。

韓国旅行のときに出会った青年たちから、1本1ドルのコーラを2本買ったたとえ話を聞いた。

コーラ2本でいくらでしょうと言って、私が2ドルと答えたら、彼らは「それはわかりません」と言った。

資本経済の今、こんなことで成り立つのかわからないが、少なくとも物の値段なんてそんなものかもしれないと思えば、欲しいものを安く買えたと喜ぶのもわかるが、ぼったくられたと嘆くことももしかしたら滑稽なことなんじゃないかと思ったりもする。

ファスナーは20センチか25センチくらいのズボン用とあるが、財布かキーケース、ポケットなんかにも使えそうだ。せいぜい遊ばせてもらおう。




2018年7月9日月曜日

技術と技能

手直しした帽子をかぶり町をぶらついた。

すれ違う人は誰も俺の姿、帽子など気に留めないしとめるはずもない。

帽子はまるで一見売り物のような出来栄えなのでまさか自作の帽子をかぶっているなんて思わないだろうし、おっさんの歩いている姿などだれも気に留めない。

そして、今日は自分で作ったジーンズをはいて、自分で作った帽子とカバン、その中にはまたまた自分で作った財布を忍ばせている。

こんなオリジナルな服を、上から下まですべてとは言わないけれど、俺率60パーセントくらいだ。

人生短いかもしれないので、残りを楽しむべく過ごしている。
いちゃもんをつけてくるやつもいないし、自分で好きに生きている。

前にも書いたが、器用すぎて人からうらやましがられるのがつらい。エスカレートしている人はねたんでくる。頼むから、勝手にねたまないでくれ。いや、勝手にどう思おうと勝手だ。思想信条の自由、言論の自由があるのだ。

隣の芝は青く見えるのだよ。

たとえば、何か失敗した話や、ざま見ろ的な話を喜んでいるような人っているでしょう。人の不幸を見るのがストレス解消!みたいな。

それ、根暗な日本人に多い特徴だと思う。根暗な日本人は、民俗学的に証明されている。
こんなことをほざくと、噛み付いてくる人、いるでしょう。そんな人のことである。

おっさんになると、そんな外野は気にならなくなるのだよ。気にするおっさんもいるだろうが、私は気にならないし、気にしたところで仕方ないと思っている。

いま、改めておっさんになるということを考えたとき、潔さや誠実、嘘をつかない、交通ルールを守る、そしてミシンを操り整備調整する。こんなおっさんが出来上がった。

家ではちゃんと飯も炊く、おかずだって二日と同じものはない。最低品数は一汁三菜プラスぬか漬けだ。フレンチやイタリアン、中華、洋食、和食、アジアエスニック、一通りできるし、店で食べるクオリティよりもうまいと証言する、嘘はない。(と思う)味覚音痴のやからにはわからないだろうから、余地を残しておく必要があるということを付け加える。

知人が簡単にできておいしいレシピを教えて欲しいと要求してきた。
教えたのはレシピであり作り方のヒントではない。

後日知人は、「教えてもらったとおりの料理を作って食べたがおいしくなかった」と
言った。

そもそも料理は簡単ではない。
そして簡単なおいしいレシピだけでおいしく作ることは簡単ではない。
だから、あなたにはできないのだよ、と言ってやった。

キッチンで横で見ているのにまったく同じ料理を作ることほど難しいことはない。
料理だけでなく、仕事を隣で見ていて自分にもまねすればできるなどと安易に考えている人はおろかだ。残念だが、技能とはそんなものだ。わかる人にはわかる。わからない人にはわからない。仕方がない。






2018年7月8日日曜日

帽子の手直し

先日帽子を作った。

完成と自分の器用さに自己陶酔してしまって仕上がりのまずさに気がつかなかった。2~3日冷静に帽子の仕上がりを眺めていると、どうも納得がいかない。ほとんど一発で仕上がったが、いたるところに脱線したり、ステッチが異様で見栄えは到底売り物にはならない。まあ、素人なので当然なのだが、しかし、だからといって自分には甘い自分でも許せない。

一旦、おかしいと感じ始めたらやり直すことにした。と言うよりやり直さねば気がすまない。

つけたリボンを付け直し、ステッチした。内側のテープ部分は解き、別の端切れを使って新たにテープを作りつけ、仕上がった。しかし、まだおかしい。リボンのステッチが満足できない。

いっそ、リボンはないほうがすっきりしているので再び解いて取った。リボンはやめよう。俺のオリジナルタグは内側のテープに縫い付けた。

何とか満足のできる、許せる範囲にまで到達できた。仕上げに糊スプレーで形を成型しようかどうしようか考えているところだ。

2018年7月7日土曜日

ジーンズを作るときの「ファスナー」

ジーンズを作るためにファスナーを探した。

ボタンフライという方法もあったが、フライを作るためのノウハウがまだないのでファスナーのほうが手っ取り早い。というか、作るのに縫うだけだからボタンフライではボタンホールやボタンが必要になり手間が増える。

手芸店を巡った。

ユザワヤ、ABCクラフトや手芸店、資材店、生地屋など見て回ったが希望する長さがない。店によっては「長さ調節いたします」というところもあるが、どうして一センチ刻みで販売されていないのか考えてみた。

一センチ刻みで販売できても、膨大な種類があって、到底在庫管理できるようなボリュームではないようだ。

ファスナーは国際的ブランドの「YKK」だろう。

YKKのホームページから見てみると、相当奥が深い。興味ある方は是非ホームページを訪れて欲しい。

YKK株式会社ファスニング事業本部ジャパンカンパニー
https://www.ykkfastening.com/japan/

ボリュームも相当だが、販売形態、流通経路なども不明瞭だ。問い合わせてみた。

個人で一本から受注生産らしい。一本から可能なのだ。

注文を受け付けているところは国内に数箇所しかなく、そこで一手に引き受けているそうだ。だから小売店の店頭ではバリエーションに限りがあったのだ。

ファスナーにはパーツごとのそれぞれの特色があるようで、大まかにはスライダーというつまみとかみ合う歯が金属製かビスロンとか樹脂とかあり、それらもそれぞれの種類に別れている。

長さもあるし、横についている生地、テープ部分といわれているようだ。これも仕様があり、色見本によると数十色以上取り揃えられている。しかも、一本から受注生産だから仮に一本の注文するとその一本のためにテープの色を染めるらしい。

テープ部分は色を指定すると指定した色のテープを使うのではなく、そのたびに染めるのだ。すばらしい!

さまざまなパーツから成り立つファスナーを注文すると俺だけのファスナーを手に入れることができた。

完成まではおよそ一ヶ月かかるといわれた。(実際は3週間程度だった)



何百本、何千本と製造されている工場のなかで、俺が注文した一本(実際は4本注文したが)が、業者が依頼した製品に混ざってその沢山の製品に使用されるためのファスナーのなかに俺のファスナーがまぎれて生産される。

考えるとだんだん面白くなった。世間のユニクロや専門プロダクトからの受注されたファスナーの中で、俺のファスナーがまぎれているのだ。しかもアパレルメーカーからの注文は大量だろうが、製造ラインの流れの隙間で、俺だけ指定した一色のオリジナルを製造してくれるわけだ。

おそらく、YKKは俺のような個人客など歓迎しないだろうが、無碍にもしないところがありがたい。てっきりアパレルメーカーだけの聖域なのかとおもっていたが、個人の注文に対応している。(今後、個人の依頼が増えたら対応が変わるかもしれないが)

そして、俺だけのためのオリジナルファスナーなので、完全無欠のデザインを実現できるアイテムなのだ。たかがファスナーと思う人にはそれまでだし、いまどきファスナーなんて100均ショップで売られている。これだって立派なもんだが、今回は違う視点からのファスナーを紹介した。




2018年7月6日金曜日

韓国旅行 28年前のはなし

過去2回、韓国旅行をした。

もう、古い記憶なのでおぼろげながら時々韓国のことを思い出す。
初めて韓国を訪れたのは28年前。ソウルオリンピックの後の上昇景気を漂わせた時期だった。主にソウルと釜山を訪れた。

ソウルは、ミョンドン、イテウェオン、あと高麗青磁の工房をいくつか訪ねた記憶がある。釜山は市場を歩いたり、地下鉄で移動できる程度の周辺を散策した。

観光で訪れた町や触れ合った人々の思い出が印象深い。同じアジアで、民族的な地理も近く、見た目も似ていて歴史的にも近い関係を実感する。(中国人、韓国人、日本人と並ぶと中国人はそれとわかるが韓国人、日本人はわからないときがある。絶対ではないし、違いはあるがかなり近い印象だ)

当時の印象だが、訪れてみて人々のやさしさを身にしみて感じた。何と言うんだろうか、日本人とは違う、懐の深い、そしてすれていない、純朴な印象だ。表面的な面だけを見たのかもしれないが、その表面だけでも日本人にはない、すばらしいよさがあった。

東大門市場のビビンパの屋台では子供のころ山口県に住んでいたというお店のオバちゃんが日本語で気さくに呼び込んでくれてビビンパを注文して食べた。

会計のとき、最初日本語で言っていた価格とは違い、韓国語でなにやら指差ししている価格表を見せられ3倍の価格を吹っかけられ、日本語で反論したがそれまで流暢に日本語をはなしていたのに一転して日本語を話さなくなり、オバちゃんとの交渉はこれ以上無理だと降参し、しぶしぶその言い値を支払った苦い経験がある。

若いときの出来事だから今では笑い話だが、当時はその日の飯代も切り詰めての旅行だったので嫌な思いをした。もしかしたらオバちゃんは日本で嫌な思いを経験したのかその腹いせだったのかもしれない。

だが、嫌な思い出だけではなく日本では経験できないだろう嬉しい出会いもいくつかあった。

フェリーで出会った青年たちは日本旅行の帰途だという。一人日本語を話す青年が通訳となり青年グループとひと時を過ごした。

釜山に到着してからセマウル号でソウルに行くのだといっていたら、釜山港から一緒に釜山駅まで連れて行ってくれタクシー代は受け取ろうとしない。

韓国語もできないし、タクシーなど乗ることもできない私を慮っての配慮だったと思う。そしてタクシー代も受け取ろうとしない。よほど金を持っていないとかもしていたのかもしれない。

こんなときの対応どうしていいのかはわからなかったが、若かったのでお言葉と対応に感謝し、駅で別れた。

ささやかながら、その時の感謝の気持ちをこめてこのブログに記しておきたいと思った。

一度訪れると、日本に帰ってもその国のことが気になったし、関係した食品や品物、文化などをそれまで以上に興味や注目するきっかけになったと思う。

いま、日本では韓国の悪口を誘導するようなニュースや露骨に否定するユーチューブなど一部の偏った意見を目にするが、決して断定的な情報の印象に影響されないように気をつけている。韓国に対するものだけでなく、中国もそうだが。

韓国人の訪日旅行者は増えているという。嬉しい反面、日本人は逆で以前より韓国を旅行する人は減っているみたい。ちょっと残念だ。国と国でハナシをするとギクシャクすることもあるだろうが、民間レベルでは決してそうではない。お互いを思いやる気持ちは国は違っても人々の気持ちは根底はつながっている。

そんな思いもあって、近所で韓国釜山籍のオバちゃんが経営する食材店で時々キムチを買う。


2018年7月5日木曜日

世界のミシンメーカートップ3

ミシンと車選び

以前、ミシンは車と似ているのではないか云々と書いた。

国産有名メーカーでいうとジャノメ、JUKI、ブラザーのトップ3だろうし、外国メーカーならベルニナ(スイス)、ハスクバーナ(スウェーデン)あたりは日本での知名度をほしいままにしているだろう。

ドイツのPFAFF(パフと言うんだろうか)とか、いいミシンを作っているらしいが、外国製になると故障修理のときに部品を調達するのが一苦労だと思うし何より高級機という印象があり価格帯も覚悟しておかなければいけないだろう。

つまり、それ相応の経済力が備わっていないと、背伸びしてポルシェを買ったまではいいが、維持できないなんて悲劇だ。

外国製ミシンを使うということは外国製の車を所有、維持するのと同じだ。

できることなら近所のコンビニかスーパーに買い物にいくのにわざわざ高級外車ベンツやポルシェで出かけたい。

さぞ良い買い物ができ、満たされた気持ちを満喫できるのだろうと想像する。セレブリティだけに許された特権だ。

これで俺もライオンズクラブの仲間入りだ。 →ライオンズクラブ国際協会
まだあるぞ。→国際ロータリー

入会金と年会費をみたら、呼ばれるはずもないことがわかった。

いつの日にか、慈善事業ができるように目指したいものだ。



今日はベンツに乗って、徒歩3分で行けるファミマでチキンを買うのだ。

コンビニはしごもできるぞ。町内徒歩10分もあれば回遊できるが高級外車ベンツで調達に行こう!

ファミマの次はローソン弁当に照準を合わす。

そしてファイナルはセブンを襲撃。デザートを買い、高級外車ベンツで豪華なコンビニランチオリジナルセット(デザートつき)が実現する。

普通、セコイ底辺労働者が高級外車ベンツに乗るか?乗らないだろう。乗れないだろう。乗れるわけないだろう。悔しかったら乗ってみろよ。ベンツも案外いいぜ。・・・などとはならない。

おそらく生涯にわたり高級外車には縁がないのが残念だが、国産車も決して引けは取らない。負けていない。自分だけでもそう信じたい。いや、負け惜しみか。

ジャノメ、ブラザー、JUKI。
国内トップ3ではなく、国内ビッグ3と呼びたい。いや、世界ビッグ3だろう。



2018年7月4日水曜日

ブラザー 中古コンピューターミシン  「LeMIEUX7000」について その2

中古ミシンの体験談の続き。

ブラザー LeMIEUX7000の中古品だ。

ヤフーオークションで開始価格で落札した。終了までは7日間ほどあったので誰かが競争に加わってくるだろうと思ったが、あっさり落札した。

人気のミシンは競争が起こるとヒートアップすることもある。同じ入札者が人気ミシンを繰り返し入札しているところなどを見ると中古マーケット市場や外国へ輸出されているのではないかと思うほど根こそぎ買いあさっているみたいだ。

そのような競争に加わってもなかなか希望する金額では落札できないし、ヒートアップして当初予想しなかった金額に高騰していることもよくあるみたいだ。

運よく人気モデルが格安で入手できても何らかの整備は最低限必要だし、故障しているなんて普通にある。動きますと書いていても届いて確認したら動かないなんていうことは当たり前くらいに思って間違いないだろう。安い価格だけを求めるとそんな結果になる。だから、適当な価格帯のものを選ぶのが無難なんだけれど、写真と説明文だけで判断するのもだめだ。写真ではきれいに見えても届いてみると汚れや埃、写真ではわからなかったゆがみや内部の錆などあげるときりがない。

取引した数も少ないのですべてがそうだといえないのであくまで個人的な感想というスタンスで読んで欲しい。責任は持てないが、少ない分母で体験した限り、手放しの大当たりなどはない。

ただ、
自分は整備や調整、修理など好きで、故障させてもかまわないので本体カバーを開け、仕組みや故障具合を見る醍醐味がたまらない。だから、少々故障していることを承知の上で中古ミシンの安くて手入れすれば直りそうなものを物色しているのだ。

改めて、今回のブラザーは上糸の調子がおかしい。糸がつったような感じで縫えない。横送り機構の動作のときに大きい音がする。「カクン、カクン」と何度も異常な高音である。



明らかに正常値ではないのでカバーを開封して内部の確認をと工具を用意し始めると、この時代のミシンはミシン本体内部の構造部分にアクセスするにも相当の工程、ネジ、はめ込みなどを経ないとたどり着かない。

そのはめ込み部分も樹脂の爪が疲労してわれやすくなっていたりすると慎重に作業しないと交換部品がないので修理不能に陥ることもある。

そんな障壁を乗り越え、原因であろう患部にたどり着き、上糸のローラー部分の固着が原因だと特定した。

このモデルに多い故障の一つだとミシン名でぐぐればすぐにめぼしがついた。グリスが酸化して固着した部分をクリーニングして新たにグリスアップし元通りに組みなおして動作した。

分解、現場到着まで片道40分、原因特定、対策で50分、元通り回復するのにてこずり40分プラス20分、コーヒー休憩を挟んでトータル150分あまりのツアーだった。

実際にはもう少しかかったと思うが、別件で再び往復したのでそのときはもう少し手際がなれて早かった。

これはあくまで分解清掃の時間を含めていない。分解清掃になるともっと時間がかかる。錆を落としたり、ネジをはずして超音波洗浄にかけ、リフレッシュしてミシン油を纏わせて組み立てたりする。

今回手に入れたブラザーも相当遊ばせてもらったが手をかけた分だけ答えてくれるようになった。




2018年7月3日火曜日

ブラザー 中古コンピューターミシン  「LeMIEUX7000」について その1

中古ミシンの体験談だ。

ブラザー LeMIEUX7000の中古品を手に入れた。



これは1989年製だかで、バブル期当時のブラザーのフラッグシップモデルだ。
同モデルで別名、Tendy7000という機種があり、まったく同じものだが販売店系列かが違うかったようだ。いずれにしてもこのモデル、人気あったやつで、定価25万位のミシンだ。

バブル期の販売ミシンが定価販売されていることはないだろうが、当時の実売価格はそれより低いと思う。

今まで体験してきた中古の電子ミシンよりも価格帯は高いモデルだ。しかし、オークションで底値だと思ったので入札したらあっさり決まった。

今回、オークションの出品の主はリサイクルショップだった。というか、中古ミシンを出品している主の多くがリサイクルショップだったりもする。ミシン専門に扱うプロもいるし、個人出品ももちろんいるが。

今回、入札した動機のひとつにリサイクルショップさんからの出品だったからだ。

リサイクルショップさんのミシンを出品されている場合の傾向があり、注意してみると、専門家ではないようなので整備ができていないし、調整が必要な場合が多い。しかし、私からすると下手に調整や整備したようなミシンに比べ、手付かずの状態をキープしており、整備のしがいがあるわけだ。

そして、専門家ではないのでミシンの相場からは驚くほど安い価格からの開始価格で、運がよければ競争相手がないまま、入札した開始価格のままオークション終了し、落札することができたりする。かれこれこんな調子で7台か8台を落札した。(だんだん入手したミシンの台数を忘れかけている、台数などどうでもよい)

そもそも落札した分母数が少ないから、絶対の傾向ではないことだと断っておくし、失敗談もある。これは次回に書こうと思う。

LeMIUX7000だ。カタカナで「ル・ミュー」と発音するのだろうか、これはすごい。

まず、横送り機構である。ミシンは前後に進むのが普通だが、こいつは左右にも動くしジグザグも横移動して縫うのだ。体験したところ、この機構を使う機会はめったにないし、今まで使ったミシンの動きと縫う方向が違うので、特殊な使い方や工夫次第で新しいデザインに挑戦できそうだ。

文字模様縫いの文字の字体がいい。模様縫いをみると、幼稚園から小学生のお子さんに手作りのカバンや下靴入れ、ランチボックスケースなどを作ったりしたときにお子さんの名前を文字縫いするとかわいく仕上がる。その字体がいいのだ。やや丸みを帯びて、やわらかくかわいい印象だ。

あと、自動端縫い機能は、生地の端のミリ設定するとそのとおり針と送りを調整して生地が曲がるとその曲がりに沿って動いてくれ、設定したとおりの幅で縫い上げる。これ、やってみたが使い方に不慣れなのと、数回テストしたまでなので実感としては実用する場面を想像するのに幾度かの熟練した経験値を求められるかもしれない。

4枚の文字模様を選ぶカードを入れ替えて好きな模様、文字を縫い上げる。大型模様もあるぞ。

上級者になれば、マイイラストという独自の設定で針位置を決めた模様のオリジナルデザインを編み出すことができるような設定まで備えている。

さすがお母さん(お父さん)の心を鷲づかみにする名門、ブラザーだ。

初めてのコンピューターミシンで、もう30年近く前のモデルだが、なかなかやるじゃないか。

今まで、メンテナンスのことを考え、コンピュータミシンは基盤や抵抗、コンデンサなどの電子部品にたいしてその扱いが難しいだろうと導入を躊躇していた。今回の固体のことについてはこれまた次回でレポートする。


2018年7月1日日曜日

物づくりの原点

皆さんご機嫌いかがか。私は相変わらず、マイペースでどんよりしている。

ミシンでの作業は下を向いている時間が長い。姿勢はよくない状態をキープし続ける。おのずと精神面で弱いところがダメージを受ける。

しかし、自分で好きにやっていることなので違う角度で自分を分析すると、ストレスを生みつつ、違うストレスを解消しているようだ、ともいえなくもない。

作品が完成したときなど、達成感や完成の喜びがよどんだ精神を一掃する。やはり、ものづくりや創作の原点はこんなところじゃないかと思う。

日曜平日大工でもそう、この間もベッド下収納(低床システムを独自に開発した)が完成し、ハンマーキャスターの静穏なベアリングによる滑らかなキャスター動作に惚れ惚れした。

ものづくりの原点とは、ないもの、ゼロからものを生み出すところに感動を見つけ出すところがある。これには経済原理抜きに本質だけを求めると尚面白い。

つまり経済的な理由を考えるとしがらみやねたみ、恨みなどもついてくるので少々厄介だ。

経済抜きではものごとは成り立たないが、そもそも論とは違う、視点を見つけることも面白いんじゃないのと思うし、こんな考えや意見をほざいているやつもいるということだ。

生涯売れることのない絵を描き続けたゴッホは、そんな厄介なことにかかわらず、ひたすら絵を描いてこの世を去ったが、後に世間が評価する。死んだ本人にはもうどうでもいいことだから、評価される前に死んで正解だったのかもしれない。

売れるためにどうしたらいいか、評価されるためにどうしたらいいか、どうしたら気に入ってもらえるか、どうしたら共感してもらえるか、そんな切り口で考えることも大切なのだろうが、本当はもっと大事なことがあるんじゃないのと、そんなことを考えている。