2018年7月3日火曜日

ブラザー 中古コンピューターミシン  「LeMIEUX7000」について その1

中古ミシンの体験談だ。

ブラザー LeMIEUX7000の中古品を手に入れた。



これは1989年製だかで、バブル期当時のブラザーのフラッグシップモデルだ。
同モデルで別名、Tendy7000という機種があり、まったく同じものだが販売店系列かが違うかったようだ。いずれにしてもこのモデル、人気あったやつで、定価25万位のミシンだ。

バブル期の販売ミシンが定価販売されていることはないだろうが、当時の実売価格はそれより低いと思う。

今まで体験してきた中古の電子ミシンよりも価格帯は高いモデルだ。しかし、オークションで底値だと思ったので入札したらあっさり決まった。

今回、オークションの出品の主はリサイクルショップだった。というか、中古ミシンを出品している主の多くがリサイクルショップだったりもする。ミシン専門に扱うプロもいるし、個人出品ももちろんいるが。

今回、入札した動機のひとつにリサイクルショップさんからの出品だったからだ。

リサイクルショップさんのミシンを出品されている場合の傾向があり、注意してみると、専門家ではないようなので整備ができていないし、調整が必要な場合が多い。しかし、私からすると下手に調整や整備したようなミシンに比べ、手付かずの状態をキープしており、整備のしがいがあるわけだ。

そして、専門家ではないのでミシンの相場からは驚くほど安い価格からの開始価格で、運がよければ競争相手がないまま、入札した開始価格のままオークション終了し、落札することができたりする。かれこれこんな調子で7台か8台を落札した。(だんだん入手したミシンの台数を忘れかけている、台数などどうでもよい)

そもそも落札した分母数が少ないから、絶対の傾向ではないことだと断っておくし、失敗談もある。これは次回に書こうと思う。

LeMIUX7000だ。カタカナで「ル・ミュー」と発音するのだろうか、これはすごい。

まず、横送り機構である。ミシンは前後に進むのが普通だが、こいつは左右にも動くしジグザグも横移動して縫うのだ。体験したところ、この機構を使う機会はめったにないし、今まで使ったミシンの動きと縫う方向が違うので、特殊な使い方や工夫次第で新しいデザインに挑戦できそうだ。

文字模様縫いの文字の字体がいい。模様縫いをみると、幼稚園から小学生のお子さんに手作りのカバンや下靴入れ、ランチボックスケースなどを作ったりしたときにお子さんの名前を文字縫いするとかわいく仕上がる。その字体がいいのだ。やや丸みを帯びて、やわらかくかわいい印象だ。

あと、自動端縫い機能は、生地の端のミリ設定するとそのとおり針と送りを調整して生地が曲がるとその曲がりに沿って動いてくれ、設定したとおりの幅で縫い上げる。これ、やってみたが使い方に不慣れなのと、数回テストしたまでなので実感としては実用する場面を想像するのに幾度かの熟練した経験値を求められるかもしれない。

4枚の文字模様を選ぶカードを入れ替えて好きな模様、文字を縫い上げる。大型模様もあるぞ。

上級者になれば、マイイラストという独自の設定で針位置を決めた模様のオリジナルデザインを編み出すことができるような設定まで備えている。

さすがお母さん(お父さん)の心を鷲づかみにする名門、ブラザーだ。

初めてのコンピューターミシンで、もう30年近く前のモデルだが、なかなかやるじゃないか。

今まで、メンテナンスのことを考え、コンピュータミシンは基盤や抵抗、コンデンサなどの電子部品にたいしてその扱いが難しいだろうと導入を躊躇していた。今回の固体のことについてはこれまた次回でレポートする。


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