2018年7月22日日曜日

待ち合わせの約束

珍しく人と待ち合わせの約束をしていたが、約束の時間になっても一向に現れない。

約束を間違えたか、場所を間違えたか、事故にあったのかと心配した。

15分も約束の時間を過ぎるといろんなことがよぎる。たった15分だ。

やつも俺も時間に厳しい日本人なので、経過した15分がおかしくなりだす時間だ。いや、5分でもどうかと思う。

付近を捜索しよう。もしかして場所が少し違うのかもしれない。

と、歩き出すとすぐそこにやつはいた。はぁ?

お互い待ち合わせに指定していた建物の反対側で待っていた。

俺の姿を見た相手は顔を真っ赤にして、「遅れるなら連絡しろよ!(怒)」

かやろお、それはこっちのセリフだ。すまんが俺は約束の時間15分前に到着していたぞ。

・・・・という顛末だった。

大体、15分くらいなんだ。あほらしい。
急病人や死人が出たわけでもない。

時間に厳しい日本人をやり続けるのはしんどいと、このときつくづく思った。日本人をやめられたらいいのだが、かといって他の国の人間には到底なれない。

仕事の時間、電車の時間、宅配の配達時間、いろんな予約時間、きちんとしていることは世界的に見て優れているし、ビジネスにおいても商売においても、約束の時間を守ることは何より信用があるわけで自慢していいだろうが、一方で世界的には闇に笑われているということも忘れてはいけない。

仕事の精度を上げることと約束をまもり納期に間に合わすことは大切なことだとわかりきっているが、大事なことを忘れたような、なにかわからないが、時間だけを守ることが第一義になってしまい、他の守るべきこと、すべきこと、時間とは別に、ももっと大事なものを忘れているんじゃないかと、そんなことを考えていた。

エンデのモモを思い出した。意外と言うべきか、発行部数はドイツに次いで、日本が多いらしい。






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