2018年7月8日日曜日

帽子の手直し

先日帽子を作った。

完成と自分の器用さに自己陶酔してしまって仕上がりのまずさに気がつかなかった。2~3日冷静に帽子の仕上がりを眺めていると、どうも納得がいかない。ほとんど一発で仕上がったが、いたるところに脱線したり、ステッチが異様で見栄えは到底売り物にはならない。まあ、素人なので当然なのだが、しかし、だからといって自分には甘い自分でも許せない。

一旦、おかしいと感じ始めたらやり直すことにした。と言うよりやり直さねば気がすまない。

つけたリボンを付け直し、ステッチした。内側のテープ部分は解き、別の端切れを使って新たにテープを作りつけ、仕上がった。しかし、まだおかしい。リボンのステッチが満足できない。

いっそ、リボンはないほうがすっきりしているので再び解いて取った。リボンはやめよう。俺のオリジナルタグは内側のテープに縫い付けた。

何とか満足のできる、許せる範囲にまで到達できた。仕上げに糊スプレーで形を成型しようかどうしようか考えているところだ。

2018年7月7日土曜日

ジーンズを作るときの「ファスナー」

ジーンズを作るためにファスナーを探した。

ボタンフライという方法もあったが、フライを作るためのノウハウがまだないのでファスナーのほうが手っ取り早い。というか、作るのに縫うだけだからボタンフライではボタンホールやボタンが必要になり手間が増える。

手芸店を巡った。

ユザワヤ、ABCクラフトや手芸店、資材店、生地屋など見て回ったが希望する長さがない。店によっては「長さ調節いたします」というところもあるが、どうして一センチ刻みで販売されていないのか考えてみた。

一センチ刻みで販売できても、膨大な種類があって、到底在庫管理できるようなボリュームではないようだ。

ファスナーは国際的ブランドの「YKK」だろう。

YKKのホームページから見てみると、相当奥が深い。興味ある方は是非ホームページを訪れて欲しい。

YKK株式会社ファスニング事業本部ジャパンカンパニー
https://www.ykkfastening.com/japan/

ボリュームも相当だが、販売形態、流通経路なども不明瞭だ。問い合わせてみた。

個人で一本から受注生産らしい。一本から可能なのだ。

注文を受け付けているところは国内に数箇所しかなく、そこで一手に引き受けているそうだ。だから小売店の店頭ではバリエーションに限りがあったのだ。

ファスナーにはパーツごとのそれぞれの特色があるようで、大まかにはスライダーというつまみとかみ合う歯が金属製かビスロンとか樹脂とかあり、それらもそれぞれの種類に別れている。

長さもあるし、横についている生地、テープ部分といわれているようだ。これも仕様があり、色見本によると数十色以上取り揃えられている。しかも、一本から受注生産だから仮に一本の注文するとその一本のためにテープの色を染めるらしい。

テープ部分は色を指定すると指定した色のテープを使うのではなく、そのたびに染めるのだ。すばらしい!

さまざまなパーツから成り立つファスナーを注文すると俺だけのファスナーを手に入れることができた。

完成まではおよそ一ヶ月かかるといわれた。(実際は3週間程度だった)



何百本、何千本と製造されている工場のなかで、俺が注文した一本(実際は4本注文したが)が、業者が依頼した製品に混ざってその沢山の製品に使用されるためのファスナーのなかに俺のファスナーがまぎれて生産される。

考えるとだんだん面白くなった。世間のユニクロや専門プロダクトからの受注されたファスナーの中で、俺のファスナーがまぎれているのだ。しかもアパレルメーカーからの注文は大量だろうが、製造ラインの流れの隙間で、俺だけ指定した一色のオリジナルを製造してくれるわけだ。

おそらく、YKKは俺のような個人客など歓迎しないだろうが、無碍にもしないところがありがたい。てっきりアパレルメーカーだけの聖域なのかとおもっていたが、個人の注文に対応している。(今後、個人の依頼が増えたら対応が変わるかもしれないが)

そして、俺だけのためのオリジナルファスナーなので、完全無欠のデザインを実現できるアイテムなのだ。たかがファスナーと思う人にはそれまでだし、いまどきファスナーなんて100均ショップで売られている。これだって立派なもんだが、今回は違う視点からのファスナーを紹介した。




2018年7月6日金曜日

韓国旅行 28年前のはなし

過去2回、韓国旅行をした。

もう、古い記憶なのでおぼろげながら時々韓国のことを思い出す。
初めて韓国を訪れたのは28年前。ソウルオリンピックの後の上昇景気を漂わせた時期だった。主にソウルと釜山を訪れた。

ソウルは、ミョンドン、イテウェオン、あと高麗青磁の工房をいくつか訪ねた記憶がある。釜山は市場を歩いたり、地下鉄で移動できる程度の周辺を散策した。

観光で訪れた町や触れ合った人々の思い出が印象深い。同じアジアで、民族的な地理も近く、見た目も似ていて歴史的にも近い関係を実感する。(中国人、韓国人、日本人と並ぶと中国人はそれとわかるが韓国人、日本人はわからないときがある。絶対ではないし、違いはあるがかなり近い印象だ)

当時の印象だが、訪れてみて人々のやさしさを身にしみて感じた。何と言うんだろうか、日本人とは違う、懐の深い、そしてすれていない、純朴な印象だ。表面的な面だけを見たのかもしれないが、その表面だけでも日本人にはない、すばらしいよさがあった。

東大門市場のビビンパの屋台では子供のころ山口県に住んでいたというお店のオバちゃんが日本語で気さくに呼び込んでくれてビビンパを注文して食べた。

会計のとき、最初日本語で言っていた価格とは違い、韓国語でなにやら指差ししている価格表を見せられ3倍の価格を吹っかけられ、日本語で反論したがそれまで流暢に日本語をはなしていたのに一転して日本語を話さなくなり、オバちゃんとの交渉はこれ以上無理だと降参し、しぶしぶその言い値を支払った苦い経験がある。

若いときの出来事だから今では笑い話だが、当時はその日の飯代も切り詰めての旅行だったので嫌な思いをした。もしかしたらオバちゃんは日本で嫌な思いを経験したのかその腹いせだったのかもしれない。

だが、嫌な思い出だけではなく日本では経験できないだろう嬉しい出会いもいくつかあった。

フェリーで出会った青年たちは日本旅行の帰途だという。一人日本語を話す青年が通訳となり青年グループとひと時を過ごした。

釜山に到着してからセマウル号でソウルに行くのだといっていたら、釜山港から一緒に釜山駅まで連れて行ってくれタクシー代は受け取ろうとしない。

韓国語もできないし、タクシーなど乗ることもできない私を慮っての配慮だったと思う。そしてタクシー代も受け取ろうとしない。よほど金を持っていないとかもしていたのかもしれない。

こんなときの対応どうしていいのかはわからなかったが、若かったのでお言葉と対応に感謝し、駅で別れた。

ささやかながら、その時の感謝の気持ちをこめてこのブログに記しておきたいと思った。

一度訪れると、日本に帰ってもその国のことが気になったし、関係した食品や品物、文化などをそれまで以上に興味や注目するきっかけになったと思う。

いま、日本では韓国の悪口を誘導するようなニュースや露骨に否定するユーチューブなど一部の偏った意見を目にするが、決して断定的な情報の印象に影響されないように気をつけている。韓国に対するものだけでなく、中国もそうだが。

韓国人の訪日旅行者は増えているという。嬉しい反面、日本人は逆で以前より韓国を旅行する人は減っているみたい。ちょっと残念だ。国と国でハナシをするとギクシャクすることもあるだろうが、民間レベルでは決してそうではない。お互いを思いやる気持ちは国は違っても人々の気持ちは根底はつながっている。

そんな思いもあって、近所で韓国釜山籍のオバちゃんが経営する食材店で時々キムチを買う。


2018年7月5日木曜日

世界のミシンメーカートップ3

ミシンと車選び

以前、ミシンは車と似ているのではないか云々と書いた。

国産有名メーカーでいうとジャノメ、JUKI、ブラザーのトップ3だろうし、外国メーカーならベルニナ(スイス)、ハスクバーナ(スウェーデン)あたりは日本での知名度をほしいままにしているだろう。

ドイツのPFAFF(パフと言うんだろうか)とか、いいミシンを作っているらしいが、外国製になると故障修理のときに部品を調達するのが一苦労だと思うし何より高級機という印象があり価格帯も覚悟しておかなければいけないだろう。

つまり、それ相応の経済力が備わっていないと、背伸びしてポルシェを買ったまではいいが、維持できないなんて悲劇だ。

外国製ミシンを使うということは外国製の車を所有、維持するのと同じだ。

できることなら近所のコンビニかスーパーに買い物にいくのにわざわざ高級外車ベンツやポルシェで出かけたい。

さぞ良い買い物ができ、満たされた気持ちを満喫できるのだろうと想像する。セレブリティだけに許された特権だ。

これで俺もライオンズクラブの仲間入りだ。 →ライオンズクラブ国際協会
まだあるぞ。→国際ロータリー

入会金と年会費をみたら、呼ばれるはずもないことがわかった。

いつの日にか、慈善事業ができるように目指したいものだ。



今日はベンツに乗って、徒歩3分で行けるファミマでチキンを買うのだ。

コンビニはしごもできるぞ。町内徒歩10分もあれば回遊できるが高級外車ベンツで調達に行こう!

ファミマの次はローソン弁当に照準を合わす。

そしてファイナルはセブンを襲撃。デザートを買い、高級外車ベンツで豪華なコンビニランチオリジナルセット(デザートつき)が実現する。

普通、セコイ底辺労働者が高級外車ベンツに乗るか?乗らないだろう。乗れないだろう。乗れるわけないだろう。悔しかったら乗ってみろよ。ベンツも案外いいぜ。・・・などとはならない。

おそらく生涯にわたり高級外車には縁がないのが残念だが、国産車も決して引けは取らない。負けていない。自分だけでもそう信じたい。いや、負け惜しみか。

ジャノメ、ブラザー、JUKI。
国内トップ3ではなく、国内ビッグ3と呼びたい。いや、世界ビッグ3だろう。



2018年7月4日水曜日

ブラザー 中古コンピューターミシン  「LeMIEUX7000」について その2

中古ミシンの体験談の続き。

ブラザー LeMIEUX7000の中古品だ。

ヤフーオークションで開始価格で落札した。終了までは7日間ほどあったので誰かが競争に加わってくるだろうと思ったが、あっさり落札した。

人気のミシンは競争が起こるとヒートアップすることもある。同じ入札者が人気ミシンを繰り返し入札しているところなどを見ると中古マーケット市場や外国へ輸出されているのではないかと思うほど根こそぎ買いあさっているみたいだ。

そのような競争に加わってもなかなか希望する金額では落札できないし、ヒートアップして当初予想しなかった金額に高騰していることもよくあるみたいだ。

運よく人気モデルが格安で入手できても何らかの整備は最低限必要だし、故障しているなんて普通にある。動きますと書いていても届いて確認したら動かないなんていうことは当たり前くらいに思って間違いないだろう。安い価格だけを求めるとそんな結果になる。だから、適当な価格帯のものを選ぶのが無難なんだけれど、写真と説明文だけで判断するのもだめだ。写真ではきれいに見えても届いてみると汚れや埃、写真ではわからなかったゆがみや内部の錆などあげるときりがない。

取引した数も少ないのですべてがそうだといえないのであくまで個人的な感想というスタンスで読んで欲しい。責任は持てないが、少ない分母で体験した限り、手放しの大当たりなどはない。

ただ、
自分は整備や調整、修理など好きで、故障させてもかまわないので本体カバーを開け、仕組みや故障具合を見る醍醐味がたまらない。だから、少々故障していることを承知の上で中古ミシンの安くて手入れすれば直りそうなものを物色しているのだ。

改めて、今回のブラザーは上糸の調子がおかしい。糸がつったような感じで縫えない。横送り機構の動作のときに大きい音がする。「カクン、カクン」と何度も異常な高音である。



明らかに正常値ではないのでカバーを開封して内部の確認をと工具を用意し始めると、この時代のミシンはミシン本体内部の構造部分にアクセスするにも相当の工程、ネジ、はめ込みなどを経ないとたどり着かない。

そのはめ込み部分も樹脂の爪が疲労してわれやすくなっていたりすると慎重に作業しないと交換部品がないので修理不能に陥ることもある。

そんな障壁を乗り越え、原因であろう患部にたどり着き、上糸のローラー部分の固着が原因だと特定した。

このモデルに多い故障の一つだとミシン名でぐぐればすぐにめぼしがついた。グリスが酸化して固着した部分をクリーニングして新たにグリスアップし元通りに組みなおして動作した。

分解、現場到着まで片道40分、原因特定、対策で50分、元通り回復するのにてこずり40分プラス20分、コーヒー休憩を挟んでトータル150分あまりのツアーだった。

実際にはもう少しかかったと思うが、別件で再び往復したのでそのときはもう少し手際がなれて早かった。

これはあくまで分解清掃の時間を含めていない。分解清掃になるともっと時間がかかる。錆を落としたり、ネジをはずして超音波洗浄にかけ、リフレッシュしてミシン油を纏わせて組み立てたりする。

今回手に入れたブラザーも相当遊ばせてもらったが手をかけた分だけ答えてくれるようになった。




2018年7月3日火曜日

ブラザー 中古コンピューターミシン  「LeMIEUX7000」について その1

中古ミシンの体験談だ。

ブラザー LeMIEUX7000の中古品を手に入れた。



これは1989年製だかで、バブル期当時のブラザーのフラッグシップモデルだ。
同モデルで別名、Tendy7000という機種があり、まったく同じものだが販売店系列かが違うかったようだ。いずれにしてもこのモデル、人気あったやつで、定価25万位のミシンだ。

バブル期の販売ミシンが定価販売されていることはないだろうが、当時の実売価格はそれより低いと思う。

今まで体験してきた中古の電子ミシンよりも価格帯は高いモデルだ。しかし、オークションで底値だと思ったので入札したらあっさり決まった。

今回、オークションの出品の主はリサイクルショップだった。というか、中古ミシンを出品している主の多くがリサイクルショップだったりもする。ミシン専門に扱うプロもいるし、個人出品ももちろんいるが。

今回、入札した動機のひとつにリサイクルショップさんからの出品だったからだ。

リサイクルショップさんのミシンを出品されている場合の傾向があり、注意してみると、専門家ではないようなので整備ができていないし、調整が必要な場合が多い。しかし、私からすると下手に調整や整備したようなミシンに比べ、手付かずの状態をキープしており、整備のしがいがあるわけだ。

そして、専門家ではないのでミシンの相場からは驚くほど安い価格からの開始価格で、運がよければ競争相手がないまま、入札した開始価格のままオークション終了し、落札することができたりする。かれこれこんな調子で7台か8台を落札した。(だんだん入手したミシンの台数を忘れかけている、台数などどうでもよい)

そもそも落札した分母数が少ないから、絶対の傾向ではないことだと断っておくし、失敗談もある。これは次回に書こうと思う。

LeMIUX7000だ。カタカナで「ル・ミュー」と発音するのだろうか、これはすごい。

まず、横送り機構である。ミシンは前後に進むのが普通だが、こいつは左右にも動くしジグザグも横移動して縫うのだ。体験したところ、この機構を使う機会はめったにないし、今まで使ったミシンの動きと縫う方向が違うので、特殊な使い方や工夫次第で新しいデザインに挑戦できそうだ。

文字模様縫いの文字の字体がいい。模様縫いをみると、幼稚園から小学生のお子さんに手作りのカバンや下靴入れ、ランチボックスケースなどを作ったりしたときにお子さんの名前を文字縫いするとかわいく仕上がる。その字体がいいのだ。やや丸みを帯びて、やわらかくかわいい印象だ。

あと、自動端縫い機能は、生地の端のミリ設定するとそのとおり針と送りを調整して生地が曲がるとその曲がりに沿って動いてくれ、設定したとおりの幅で縫い上げる。これ、やってみたが使い方に不慣れなのと、数回テストしたまでなので実感としては実用する場面を想像するのに幾度かの熟練した経験値を求められるかもしれない。

4枚の文字模様を選ぶカードを入れ替えて好きな模様、文字を縫い上げる。大型模様もあるぞ。

上級者になれば、マイイラストという独自の設定で針位置を決めた模様のオリジナルデザインを編み出すことができるような設定まで備えている。

さすがお母さん(お父さん)の心を鷲づかみにする名門、ブラザーだ。

初めてのコンピューターミシンで、もう30年近く前のモデルだが、なかなかやるじゃないか。

今まで、メンテナンスのことを考え、コンピュータミシンは基盤や抵抗、コンデンサなどの電子部品にたいしてその扱いが難しいだろうと導入を躊躇していた。今回の固体のことについてはこれまた次回でレポートする。


2018年7月1日日曜日

物づくりの原点

皆さんご機嫌いかがか。私は相変わらず、マイペースでどんよりしている。

ミシンでの作業は下を向いている時間が長い。姿勢はよくない状態をキープし続ける。おのずと精神面で弱いところがダメージを受ける。

しかし、自分で好きにやっていることなので違う角度で自分を分析すると、ストレスを生みつつ、違うストレスを解消しているようだ、ともいえなくもない。

作品が完成したときなど、達成感や完成の喜びがよどんだ精神を一掃する。やはり、ものづくりや創作の原点はこんなところじゃないかと思う。

日曜平日大工でもそう、この間もベッド下収納(低床システムを独自に開発した)が完成し、ハンマーキャスターの静穏なベアリングによる滑らかなキャスター動作に惚れ惚れした。

ものづくりの原点とは、ないもの、ゼロからものを生み出すところに感動を見つけ出すところがある。これには経済原理抜きに本質だけを求めると尚面白い。

つまり経済的な理由を考えるとしがらみやねたみ、恨みなどもついてくるので少々厄介だ。

経済抜きではものごとは成り立たないが、そもそも論とは違う、視点を見つけることも面白いんじゃないのと思うし、こんな考えや意見をほざいているやつもいるということだ。

生涯売れることのない絵を描き続けたゴッホは、そんな厄介なことにかかわらず、ひたすら絵を描いてこの世を去ったが、後に世間が評価する。死んだ本人にはもうどうでもいいことだから、評価される前に死んで正解だったのかもしれない。

売れるためにどうしたらいいか、評価されるためにどうしたらいいか、どうしたら気に入ってもらえるか、どうしたら共感してもらえるか、そんな切り口で考えることも大切なのだろうが、本当はもっと大事なことがあるんじゃないのと、そんなことを考えている。