2018年11月5日月曜日

ミシン油のこと

ミシン油 プーリーSFオイル

オザワ工業株式会社 

普段、ミシン油はこのシリーズの小瓶を使っていた。どうやら油切れしたので買いたいと思い、近くに売っている店を探したが見つけたある店は2リットル缶が最小単位だという。

家庭用ミシンのメンテナンスに使うだけだから、2リットル使い切るのに10年くらいかかる。(そんなでもないか)

オザワ工業株式会社に電話して、自宅近くの小売店を教えてもらい、その小売店に電話した。歩いて5分とかからない。以前、店の前をとおりががりガラス窓越しに見える作業場風景が工業用ミシン専門で修理されているような感じの一見では入りにくい印象だった。

電話に出た店主の親父さんは、どれほどの量が必要かとたずねるので100ミリか300ミリ程度というと、では空き瓶をもってこいという。

ワンカップの空き瓶があったのでその店に訪れると店主が2リットル缶を開け、持ち込んだワンカップになみなみ給油してくれた。ミシン油の量り売りのようだ。しかし、個人商店のなせる業だ。普通は小瓶で売られているだろうし、まさかミシン油が持参したワンカップのビンに入れて手渡してくれるとは。

親父さんに聞くと、修理専門で生業しているとのこと。必要なら修理見てあげるよと。

いつか、どうしようもなくなったときにでも駆け込みたい、そんなミシン店だ。今日のところはミシン油をゲットしたので良かろう。また、いつの日かお世話になる日があるかもしれない。

個人で2リットルを使おうと思うと最後のほうになると酸化・劣化しないか心配で小瓶で買うのが正解だろう。なんでも用に100円ショップのミシン油を買ったことがあるが、正直なところ品質が頼りない印象なので金輪際買わない。(問題があったわけではないが、商品詳細が不明なところがいまいち心配で、信用第一の仕事なら100円ショップの商品選択はない)

ミシン油はいわゆる「ケミカル品」だから、相当奥が深いし素人では到底わからない世界だから素人なりの注意が必要だと思う。

ミシンには金属ギアと樹脂ギアのかみ合う部分などがあり、金属同士ならモリブデングリスでいいだろうが、金属の相手が樹脂の場合、グリスで劣化し樹脂が割れる場合があるようだ。樹脂の場合、シリコングリスがいいらしい。つまり樹脂は面倒な性質があるようだ。

例外もあるだろうし正確なところはギア製品とメーカーエンジニア、修理担当などの人達の世界だろうから?な世界だ。

今日散歩の最中、自転車を見かけたがチェーンは錆だらけだった。雨の日も関係なく放置して油を差さずに乗っているのだろうか。まだ新しい自転車のように見た。

自転車も買ってもらわないと自転車屋も儲からない。ミシンも同じ。












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