2018年10月13日土曜日

ミシンが売れない・・・売れて売れまくり品切れになる日

古いミシン。

「古い」という表現から受ける印象は個人差がある。

人によっては3年か5年?

10年前のモデル、とてもじゃないけど新しいなんていえない。

古いから買い換える、という物差しにも使われる、「古い」だが、レトロ、とかアンティークなんて言われることもあり、良くわからない。



時代はとにかく新技術、新素材、技術革新がめまぐるしく、いつまでも古い物の話をしていたら世間から見放されてしまう。

そう、「見放されてしまう」のだ。

俺にとっては最新コンピューターミシンだが、1990年、平成2年製で、到底世間では「最新」なんかじゃない。ジャノメ825D型。


さらに昭和36年製、足踏みミシンジャノメTA-761となると、業界関係者、ミシン製造メーカーや販売者から回りくどく嫌がられる。

まず、修理部品や補給部品、消耗品などについてわからないことだらけだ。

製造したであろう、ジャノメにアタッチメントの適合について問い合わせしたが「古いので現物確認できないのでわかりません」と親切に断られる。


また、あるネット販売店で尋ねた。補給品だろうか、押さえ調節ネジの在庫をたずねたときなど「古いミシンなのでないです」と即答されるのだ。尋ねただけなのでぴしゃりと断られたが、ある意味親切だ。古いんだから買い換えろよ~といいたいところをぐっと我慢してくれている。精神衛生上お互い良くないというサインだ。

古いミシンを所有してもメーカーや修理、小売販売店様などから相手にされない。

修理店でオーバーホールの「松」でお願いし、修理メカニックの店主とお付き合いするのであれば別だろうが、できることは自分でするからなんていうと相手の顔色が変わる。

だいたい、ヤフオクでべらぼうに格安で仕入れたミシンだ。経済活動にほとんど寄与していない。強いて寄与していると言えばヤフオク関係者だけだ。

ミシンに関することを調べたりネットで検索していると時々、「ヤフオクで買った中古ミシン」について批判的意見を眼にする。

修理は受け付けるが、規定料金の二倍請求されることなど普通で、修理自体を受け付けないところも多いようだし、自分の店で買ったお客、ミシンのみ対応するのが当たり前の世界のようでもある。よそ者はしっしっ、という按配だ。

まるで村社会の掟があるようで闇を垣間見る。うまく生きていくには、関係社会からは一歩引き下がってできるだけかかわらないようにすることが今のところ見出した答えだ。(反対の立場で見ると、オークション取引で買ったミシンユーザーのほうが闇なのかもしれない)

新しいミシンと古いミシンを区別するためのすみわけがわかりにくい。定義が存在しないので、例えば製造中止したあと部品保有期間7年を経過した時点で分けるとか、分類された状態などがあればわかりやすいのだが。”クラッシックミシン専門修理士”という資格創設して一切合財の古いミシンの相談・修理は「クラッシックミシン専門修理士のいるお店で」とかにすればいい。専門修理士にかかる費用が高いのでミシンを手放しましたぁ、となれば最新ミシン市場も潤う。




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