「デニムに完敗だ」
自分としては精一杯やったつもりが、ふがいない結果に終わったと思われた。
しかし、長い人生の一日、今日は昨日と違う。(長いか短いかは、個人的差もあるだろうが)
一昨日はおっさんにしては恥ずかしげもなく「ジャノメKTS550万歳!」と叫んだ。
たまたまだろうがオークションで手に入れたミシンが程よく動いた。オークション物に手を出すなら気をつけろ的なえらそうなことを書いたが、反面教師として受け止めてもらえたらと、おせっかいをした。
良識ある紳士淑女の皆さんはそんなこととっくに知っているだろうし、ましてやだまされるなどないだろうが、私はアホなので余計な遠回りが得意なのだ。(遠回りの詳細は割愛する)
で、今回手に入れたブツ、ジャノメKTS550の仕事ぶりはたいしたものである。
今まで苦労した、折り伏せ縫いの段差などを鼻歌を歌いながら縫い進む。しかも20番糸だ。これは個体差があると思うので、ジャノメブランドがすべてその能力があるのかはまったく分からないし、責任は取れない。しかし、思っていたイメージのジーンズに仕上がった。
ポケット裏の生地に名前、住所、オリジナルのモデル名、使ったミシンの型番などを文字縫いしオーダーした私のブランド名のタグを後ろポケットに縫い付けた。革のパッチ(6センチ×8センチ)も縫いつけ、完全私のモデルが完成した!
ただ、どうしてもうまくいかなかった工程があった。反省が必要だ。ボタンホールとベルトループのかんぬき止めだ。
ボタンホールの敗因は、オリジナルデザインでウエストベルトの裏地の上にプリント生地を重ねた意匠を考えたのだが、ボタンホールの部分の厚みが増したことでボタンホール縫いの作業が困難を極めた。結果、手縫いすることになった。
さらに困難なのは、ベルトループのかんぬき止めをしようとしたが、これまた厚みがありしかも段差もあるので家庭用ミシンの押さえ圧最大にしても針が同じところを縫うが進まないという事態で今後の課題を残した。参考にした本には返し縫をするように記されていたが、店で売られているジーンズの仕上がりを夢見て真似したところの失敗だ。
自分に優しい自分だ、まあよかろう。上出来だ自己満足だ。これで今後、私はジーンズをショップで試着することもない、まして買うことも必要なくなった。今後の人生は自分が作ったジーンズをはき続けることになるだろう。
自分がはくジーンズは自分で作る。そして自分サイズ、自分だけのオリジナルデザインジーンズが完成した。
自分だけがはくジーンズだが、モデル名、ブランド名も考案した。個人名を入れたのでこの場での発表はできない。
3回シリーズでお伝えした「ジーパン縫えますか?」だったが、今後は「ジーパンなんて自分で縫うぜ」とか、「えっ、ジーパンまだ買っているんですか?」などタイトルを考えないといけない。いやいや、ジーンズなんて自分で縫えるよと言う人は思いのほかいると思うので調子に乗らないことだ。
過去の記事はこちら
「ジーパン縫えますか? 2」
「ジーパン縫えますか? 1」
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