2018年5月8日火曜日

散歩  ミシンは平和な道具

私は、今日は天気がよいので散歩する。

あてもなく、さまよう。歩いている人のかばんや服の縫い目を見たり、布や生地のくたびれ具合、裾の始末やデザイン、サイズ感を見ていたりする。商店街や繁華街での店を冷やかしたり、チェーン店の手芸店なども定期パトロールの範囲にある。

その店にも何台かミシンを展示しているが、ほしいミシンはないので残念だ。しかし手芸店のレジは混雑して長蛇の列、景気がよい。ミシンは売れていないようだが、資材は好況のように思う。


今の話題はミシンそのものよりも、ハンドメイドとか、手作りのよさ、それぞれの作品作りにあるのかもしれない。

そんな手芸店では友人同士のご婦人が、ミシンのことなんかを立ち話している。「わたし、ミシンもってないの~もってる?」「この間、知り合いからミシンもらった~」「新しいミシンほしいわ~」「最近ミシン使っていないわ~」などミシンの話題が聞こえてくる。少なくとも、興味を持っている人、気になっているような印象の会話がなんとなく聞こえてきて、「ミシン」を通じた会話があることが平和なんだと、つくづくしみじみ思った。

たしか、戦前のマシンガンを作る機械技術を応用したのがミシンで、戦後に一大産業になったそうな。平和産業なんだなぁ。







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