2018年4月22日日曜日

整備

以前所有していたコンパルデラックスの整備のことを書いてみます。

オークションで1800円位で落札し、到着して開封したらほこりや汚れがひどく、清掃して運転したところおんぼろミシンではあるが、何とか動いた。取説や押さえ金も一通りそろっていたのでまず直線縫いからテスト・・・どうも全体的に動きがぎこちない。さらに注油したり、うわぶたを開けてみたりして手の届くところの汚れや注油したところ動きは少しましになった。
インターネットでいろんな情報を見て、注油箇所や天秤クランクのこと、糸調子のためのバネや糸取りバネなどミシンの構造についていろいろわかってきた。このミシンは電子ミシンでスピード調整や縫い目模様選択などに電子制御されている。最近家庭用ミシンの主流の「コンピューターミシン」とは若干違うよう。
コンピューターミシンと聞いて、とても分解や整備は難しいだろうから、さしあたりこの電子ミシンからはじめてみようと思った。数日後、油が機械になじんできたのか、全体の動作がスムーズになった。
原因をあれこれ考えてみると、おおむね以下の要因があるのではないかと思う。
①オークションで1800円の落札、中古品である。
②当初、とても汚れていて、釜の中、周辺に糸が絡まっていた。
③糸がかけられていたが、明らかに変色し、古い糸であり、かけられたまま相当年数の保管だったことが伺えた。
④しばらくの間使われていなかったため、機械にまとった油が酸化固着していた。
⑤通電していて、ボタン操作などには不具合がなく基盤故障がないと思われた。
要するに、長く使われていなかったことが動かなくしていた。
後は、微調整で心地よく縫い物ができるようになった。



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