2019年8月10日土曜日

プライベートデニム  歪んだステッチに乾杯! 

夏真っ盛り。

いまごろ短パンの必要性に迫られた。

前に作ったジーンズ生地のハギレが残っていたので型紙をあててみるとなんとなくぎりぎり短パンであれば作れそうだった。

短パンならレギュラーサイズの丈が短いだけで、構造は同じだからいい練習にもなる。

水通しせず、縮みがあるのはある程度わかっているので問題ないだろう。

仕様は
1)キバタ(防縮加工なし)、濃紺。
2)いつものセルビッジ。縫い代2センチ。良くあるのは縫い代1センチだが、見た目けち臭いので俺は2センチだ。
3)オリジナルタグ。在庫品薄。
4)完全オリジナル革パッチ。
5)ドーナツボタン、リベットは普及品。
6)後ろポケットは隠しリベットなし、オリジナル波ステッチ。
7)ステッチは基本20番と30番のポリエステルスパンン糸、グレー。
8)脇ポケット袋はいつもの安~いシーチング。
9)丈は最終、生地の残りを見て膝下で決定。裾を折り曲げてセルビッジを見せびらかす。

こんなところでしょう。

初めて作ったデニム初号機は2018年初春だった。

あれからデニムはジーパンを2本、オーバーオール一本を縫い上げた。今回の短パンで合計、5本のデニムパンツを作ったことになる。

素人、しかもミシンを整備してからのジーパン作りももう板についたもので、ミシン整備がたまらなく深く面白い。埃を掃除して注油するところからジーパン作りは始まる。

時に、そろそろ誰かにあげてはいてみて欲しいと思うようになってきたので誰かにでもプレゼントしてみてもいいのかもしれない。

仕上がりの印象は、ステッチがゆがみまくっている。到底プロダクト製品とは違う。うまく出来ないが、うまく作ることほどつまらないものはないと強く確信している。

既製品はどこの誰が作ったのかわからないし、わかったところで俺のために作ってくれたものではない。買ってくれそうな人に、上目遣いで買ってほしそうな匂いぷんぷんさせて陳列されている。

俺はもうジーンズを自分で作り、自分のサイズに完全フィットされたオリジナル、プライベートデニムを履く。

ケチな量産品を喜んで履いている諸君、ぐねぐね歪んだステッチはいいぞぉ~。

今夜も歪みを見て一杯やるかー。






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