2018年8月7日火曜日

ジャノメ TA-761 古きよきミシン 

近頃おかしな習性にとらわれている。

また、ミシンを買った。

ジャノメTA-761だ。


とてもきれいな状態で、塗装もところどころはげていたりはするが前の持ち主の方は大切に使われていたと想像する。きっとすばらしいご婦人だろう。

ミシンをきれいに使うなんてすばらしい。異常もないし、まして故障なんてまったくなかった。

正回転すると釜先と針があたるようだ。診断してみよう。

どうやらついている針が曲がっていたようだ。プーリーを逆回転させると動く。針を新しいものに付け替えてみると一切問題ないことがわかった。


しばらく使われていなかったため、油が切れていた。

注油するまえに全体をクリーニングしてみよう。きれいな状態だが、うっすらと埃なんかを纏っている。

軽く拭いただけだが、きれいだ。美しい。黒光りしている。まるで漆の光り方に似ている。プラスチック樹脂のボディーが当たり前になった現在のミシンとは違う。

鋳物合金だろう、全体の金属感、そして重量もある。体重計で計ると16.5キロだ。(頭部のみ)

今回、オークションで競ることなくぶっちぎり単独落札した。誰もついてこなかった。価格が相場よりも遥かに高かったためか誰も見向きもしない。

しかし俺は欲しいと思った。いいミシンに違いない。なぜかわからないが確信めいたものがあった。



確信は的中した。

注油が必要で、プーリーを回すと動くことは動くが重い。脚踏みミシンだから軽く自転車のペダルと車輪のように軽く回るはずだ。しばらく注油と全体を詳しく見てみよう。

しばらく遊び相手が見つかった。
きちんと箱に収まっていた。

丁寧な梱包だった。感謝。
                                                             
威厳ある風格だ。すばらしい。


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