2018年6月11日月曜日

ジャノメKTS550  センサークラフトと同型機

1981年製
電子ミシン ブラザーコンパルエースⅡ
性能は申し分ない。しかし、発作が出た。


・・・オークションで2台のミシンを落札した。

ジャノメKTS550(825D)とブラザーLeMIEUX7000(ZZ3-B891)だ。

ジャノメは、センサークラフトと同型機だ。
そしてブラザーは横送り機能がついている。TENDY7000と同型機だ。

皆さんは、オークションでミシンが取引されていることを知っているだろうか。
開始価格は100円や1000円、なかには「1円からスタート」など山ほどある。

新品ミシンはヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店や手芸店、地元のミシン専門販売店、ネット販売業者などが普通考える購入ルートだろう。それが懸命な選択肢だと思う。

私は格安で手に入れることができる中古品のマーケットにヤフーオークションが相当の出品数なので掘り出し物目当てによくパトロールしている。

今回の新入り、ジャノメKTS550について、触れてみよう。

最初に断っておくが、中古品であり本来の性能やスペックを純粋にレビューするものではない。

中古品とオークション取引の体験談と思っていただくとよいのかもしれない。個体差があると思うし、取り上げた内容が性能やブランドの実力を表すものではない。

私が今回この機種を選んだのは、昭和バブル絶頂期の傑作を探そうと思った。そして、コンピューター制御機能搭載ミシンだ。

大きな特徴は、自動糸調子、今では家庭用ミシンの標準、水平釜である。そして文字模様縫いが250種類ある。

現在の最高級機種には、これらの装備に加え、自動糸切り、押さえ高さ微調整(JUKIはフロートモードやピボットという機能がある)があり、何よりも動力と貫通するトルク、布の送り機構のバランスは秀逸だと思う。

今の私には最高級機種のすばらしい機能をほしいか、お金様に尋ねたところ、お金様は物ほしそうな表情をさせながら、「いらねぇよ」と言う。(どうやら本心ではないのがばればれだが)

今回のジャノメKTS550はひどい。汚い。糸調子が不安定。返し縫ボタンの接触が悪い。

もし中古品でオークションをお考えの紳士淑女の皆さんはこの程度のことが標準だと覚悟して入札されたい。ひどいのはフレームがゆがんでいる、ギアがわれている、あるはずの部品がないなどにめぐり合わせたら、落札した金額をよく考えるように。

まず、故障しているだろう。

少なくともなんらかの調整は必要だ。私は故障診断して修理し、調整することに意義を見出しているのでおもろいが、そうでない方は中古品マーケットに献金するという大らかな気持ちが必要だ。

今回、獲得したターゲットの診断はおおむね以下のとおり。

ダメージ診断
①汚い(分解洗浄が必要→ゴキブリの死骸は100匹で数えるのをやめた)

②返し縫ボタン接触不良(分解が必要→原因箇所に到達するには慣れているプロでも最低30分は必要だろう。今回は痛んだタクトスイッチを35円で購入し、取替えのため半田作業した)

③糸調子不安定(分解が必要→バネがへたっていなかったので今回は分解洗浄と微調整で回復)

④付属品欠品?(押さえ金有り、フットコントローラーなし→後日2500円の新品フットコントローラーを買い足し→これはなくてもミシンとしては問題ないが、あると便利かなと言うくらいだ。ほか、標準装備の小物がなかったが、必要なら買い足す)

これら一通り解決したので、縫えるようになった。

~動作した感想~
無理したら20番糸が使えそうだ。(正確には、30番までで#16の針が最大だ)
文字模様縫いが思いのほか面白い→遊んでいたら飽きた。
水平釜もわるくない。

~結論~
このミシンを好きになりそうだ。
ジャノメもやるじゃないか。 ジャノメKTS550万歳!





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